京生き物ミュージアム

京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度における新規認定について

令和4(2022)年8月26日

 京都市では、京都らしさを支える生物多様性の持続可能な利用を図るため、「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト認定制度」を推進しており、本日、「イワギボウシの生息域外保全」に取り組むKES環境機構を認定しました。

 イワギボウシは、山中の湿った岩場や樹上を好むキジカクシ科の多年草で、夏に花茎を伸ばし、お盆を過ぎ涼しくなり始める8~9月に薄紫色の花を多く付け、涼しげな姿を見せます。
 また、ギボウシ類は、鑑賞用のみならず、食用や薬用に利用されるなど、古くから人々の生活に親しまれてきました。 
 イワギボウシは、本州の東北南部から近畿地方にかけてのみ分布する日本固有種で、京都市北部よりも南では見られません。また、「京都府レッドデータブック2015」では、「準絶滅危惧種」に指定されており、府内で見られることが少なくなっています。

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