京生き物ミュージアム

京都市の取組

・推進プロジェクト
・令和3年度京都市生物多様性プラン(2021-2030)の推進に係る活動交流会(令和4年2月28日実施)

推進プロジェクト

 本市では、生物多様性の課題解決に向け、本市の自然環境の特性を踏まえた「森」、「里」、「街・川」の三つのフィールドに加え、本市の都市特性を踏まえた「京都らしさ」(伝統、文化、産業、景観等)の継承の観点の四つをテーマとして、関連する取組を一体的に進め、相乗効果を図る「推進プロジェクト」を実施しています。
 推進プロジェクトでは、現場での「生物多様性の持続可能な利用」(目標1)、 「生物多様性の保全・回復」(目標2)の取組だけでなく、「ライフスタイルの転換」(目標3)や「社会変革に向けた仕組みの構築」(目標4)といった、各主体の参画を下支えする取組と一体的に推進します。また、誰もが「自分ごと」として生物多様性のための行動を起こすきっかけとなるよう、多様な主体を巻き込んで取り組みます。
 推進プロジェクトは、計画期間中の10 年間で、課題整理等の現状の把握を行い、モデル地域での実践等の具体化を進め、実施主体や地域の拡大を図るなど、段階的に取組を進化させます。

森:恵み豊かな森プロジェクト
森:恵み豊かな森プロジェクト

 森林は、多様な生きものの生息場所であるとともに、土砂災害の防止や良質な水を育む涵養かんよう機能など、私たちの安心安全な暮らしに欠かせないものであることから、森林資源を持続的に利用し、シカ等の食害への対策を進めることで、劣化した森林植生を再生し、森林環境の回復を目指します。

各推進プロジェクトの取組状況
  • チマキザサの再生
     「チマキザサ再生委員会」と協働し、絶滅の危機に瀕する花脊・別所地域のチマキザサ再生を推進します。

     詳細はこちら

  • 東山の森づくり
     「京都伝統文化の森推進協議会」と協働し、東山等において多様な動植物が見られる生物多様性豊かな森づくりを推進します。
  • 西山の自然環境保全
     小塩山及び大原野森林公園における保全活動団体と協働し、希少な動植物が生息する西山の自然環境保全を推進します。
里:食と農業プロジェクト
里:食と農業プロジェクト

 農地は、生きものの重要な生息地であるだけでなく、美しい景観や防災・減災機能など、私たちの生活に様々な恵みをもたらすものであることから、環境に配慮した農産物の生産・消費を促進することで、生物多様性保全機能をはじめとした、多面的機能が発揮される持続可能な農業の推進を目指します。

各推進プロジェクトの取組状況
  • 環境保全型農業の推進
     環境に配慮した農産物の生産・消費を促進することで、生物多様性保全機能をはじめとした、多面的機能が発揮される持続可能な農業を推進します。
街/川:水と緑のネットワーク形成プロジェクト
街/川:水と緑のネットワーク形成プロジェクト

 市街地の緑地や河川は、それぞれに豊かな生態系を形成するとともに、森や里の動物の移動を助け、市域全体の生物多様性を支えていることから、市街地の緑化や生物多様性に配慮した川づくりを推進することで、水辺と緑地の連続性を確保し、生態系ネットワークが確保されたまちづくりを目指します。

各推進プロジェクトの取組状況
  • 「宝が池の森」の保全・再生・利活用
     「『宝が池の森』保全再生協議会」と協働し、宝が池とその周辺の森の保全・再生・利活用に取り組みます。
  • 天然アユなどの川の恵みを豊かにする活動推進
     「京の川の恵みを活かす会」等と協働し、アユ等が生息できる環境作りや持続可能な利用を推進します。
     
京都らしさ:京都らしさを支える生きものプロジェクト
京都らしさ:京都らしさを支える生きものプロジェクト

 京都の伝統や文化、産業、景観等は、多様な生きものの存在によって成立していることから、産業をはじめとする「京都らしさ」の継承に必要な生物資源を特定し、保全・回復の取組を講じることで、生物資源の持続可能な利用を目指します。

各推進プロジェクトの取組状況
  • 京都の自然環境調査
     京都らしさ(伝統、文化、産業、景観等)を支える生物資源の現状等を把握し、保全・回復の取組を講じることで、生物資源の持続可能な利用を図ります。

令和3年度京都市生物多様性プラン(2021-2030)の推進に係る活動交流会(令和4年2月28日実施)

 生物多様性保全に係る活動団体、事業者等の皆様による取組を推進するとともに、市民の皆様の生物多様性保全に係る理解を深め、行動を促進することを目的として、研究者及び活動団体等の皆様による研究及び活動内容を共有し交流する活動交流会を、次のとおり開催しました。

基調講演「研究者・市民・企業による生物多様性モニタリングと生物資源の持続的利用」

 京都市環境審議会生物多様性保全検討部会委員
   京都大学フィールド科学教育研究センター森林生態系部門森林育成学分野
 准教授 石原 正恵氏
 ※基調講演資料はこちら


花脊・別所地域におけるチマキザサ再生に参画する武田薬品・京都薬用植物園の取組

 武田薬品工業株式会社京都薬用植物園
 太田 己翔 氏


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東山における森づくりの取組

 京都伝統文化の森推進協議会事務局
 京都市産業観光局農林振興室林業振興課
 佐野 那奈氏

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カタクリとギフチョウの谷

 西山自然保護ネットワーク 共同代表
 中河 洋介氏


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宝が池の森の現状と再生にむけた取組
 「宝が池の森」保全再生協議会
  (公財)京都市都市緑化協会
   野田  奏栄氏

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   京都宝の森をつくる会
   代表 髙谷  淳氏


目指すは自然の恵みを活かし・気遣う暮らし

 京の川の恵みを活かす会 事務局代理
 京都市産業観光局農林振興室農林企画課
 畜水産係長 藤田 友紀氏

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嵯峨地域の農林業の活性化と生物多様性保全に関する取組

 嵯峨地域農場づくり協議会 事務局長
 増永 滋生氏

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京都市の支援策~エコ学区・さすてな京都~

 (公財)京都市環境保全活動推進協会
 事業部長 谷内口 友寛氏


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京都市における生物多様性の施策

 京都市環境政策局環境企画部環境管理課
 生物多様性係長 宮田 孝司

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意見交換

 ポスターを会場に展示し、講演者と参加者の皆様で意見交換を行いました。