街中の公園や河川敷など,身近な場所でも多くの生きものが暮らす自然があり,季節によって見られるものは変わります。
市内4つのコースを紹介していますので,チェックポイントを目的地に,自由に散策してみてください。
1つのチェックポイントをじっくり観察するもよし,一気に3つ回るもよし,あなたの好きな歩き方を見つけてみませんか?
宝が池公園は,京都三山の一角をなす小高い山に囲まれ,森と水が織りなす四季折々の美しい景観を楽しめる場として親しまれています。池には一年中水鳥が見られ,冬には渡り鳥もたくさんやってきます。周辺の森は,広葉樹に恵まれ,昆虫をはじめとする様々な生きものが生息しています。
琵琶湖から京都へ向かう琵琶湖疏水のうち,山科区四ノ宮から日ノ岡までの約4kmにわたり続く疏水の両岸は,東山自然緑地として整備されています。サクラ,モミジ等が植えられ,疏水の流れとともに周辺の自然に溶け込んだ散策路です。令和3年度に,「四季の花木を楽しめる京都の新しい花の名所」をコンセプトに再整備されました。
伏見港は,豊臣秀吉が伏見城築城の際,京都と大阪を結ぶ河川水運の拠点として整備されました。酒造りのまちとしての面影を色濃く残す宇治川派流は,柳並木に彩られ,伏見みなと広場へと続く川沿いには遊歩道が整備されています。令和3年4月,伏見港は国内唯一の河川港として,「みなとオアシス」に登録されました。