京生き物ミュージアム

エシカル消費の推進に取り組まれている団体例

京都生活協同組合

企業理念

私たちは、相手を気にかけ、困っていることはともに考え行動し、暮らしに寄り添い、支え合っていく「頼もしき存在」であり続けます。


京都生協は1964年、高度経済成長による物価の高騰などで暮らしに不安が募る中「お互いに頼もしき隣人となりましょう」の呼びかけで誕生しました。助け合いの組織として、宅配事業、店舗事業、福祉事業、共済事業、葬祭事業を中心に、京都府全域で事業活動を行っています。

「京都生協は新たな希望をつくる」を2030年ビジョンとして、事業活動を通じたSDGsへの貢献を推進しています。


取り組みのご紹介

エシカル消費の推進

エシカルな商品の購入によって、地球環境を守り、途上国の暮らしの支援にもつながる「エシカル消費(倫理的な消費)」の啓発に、積極的に取り組んでいます。2022年12月累計でエシカルな商品の総利用点数が約1,922万点となり、前年比110.6%と利用が拡大しました。
※ エシカルな商品とは「エシカル消費対応商品」のことです。

エシカルコーナー

エシカル消費をより身近に体験できるよう、店舗では有機JASやFSC認証、エコマークの付いた商品をまとめた売り場づくりを行っています。また、6月の環境月間に合わせて「広げようエシカル消費」をテーマに、「コープのエシカル」の宣伝を行いました。

エシカルプライスカード

店内のエシカルな商品すべてにエシカルマークを表示して、お買い物時にエシカルな商品を選んでもらいやすくしました。

「100個運動」でのエシカル消費の展開

全店が統一した商品を同じ日に展開し、組合員に利用される商品を増やす「100個運動」において、エシカルな商品を提案し、エシカル消費を進めました。利用1品あたり1円をサンゴ再生もずく基金に寄付する「サンゴが育てたもずく」「産直トップリバーレタス」などを展開し、分かりやすい商品説明やメニュー提案で利用が伸びました。

宅配カタログでのエシカルな商品の拡充

毎週約18万人に利用いただいている宅配のカタログで、エシカルマークを表示し、エシカルコーナーを設けています。さらに、商品の運搬時に発生するCO₂排出を抑制する視点で、地産地消品を充実させました。

エシカルを使って深める場の創出

京都生協では人や産地とのつながりを重視し、商品を学ぶ学習会・交流会を開催しています。エシカルをテーマにしたオンライン学習会や、エシカルな商品を用いたお弁当作りなど、組合員がエシカルを知って深める場を創出しています。

食品ロスの削減

家庭で使いきれない未使用食品を持ち寄り、必要とする方にフードバンクを通じて提供するフードドライブを店舗で毎月実施しています。
宅配で、「注文間違い」などを理由とした食品の返品を減らすために、良品返品ルールを組合員に周知し、2021年度の食品の良品返品削減数は約47,200点となりました。
宅配物流センターにある予備商品(不良品の交換用の商品など)を、継続的にフードバンクに提供し、こども食堂やフードパントリーなどで活用されています。

てまえどり

店舗では、お買い物をする組合員へ商品を手前から消費する「てまえどり」を推奨しています。

プラスチックの削減

1996年よりレジ袋の有料化を実施し、お買い物袋持参運動に取り組み、2022年度12月累計のお買い物袋持参率は93.1%となりました。
リサイクルを進めており、宅配で「内袋・注文書セット袋」「カタログ類」、店舗で「食品トレー」「ペットボトル」、宅配・店舗の両方で「卵パック」「紙パック」を回収しています。

総菜売り場プラスチック削減

使い捨てプラスチック製容器・包装の使用量を、2030年までに2018年度比で25%削減を目指して、店舗総菜売り場のパックトレーの袋への変更や、ラベルレスのペットボトルを販売しています。

 

ウェブサイト

京都生活協同組合 https://www.kyoto.coop/