京生き物ミュージアム

京都市内の特徴的な動植物

カルガモ 葉っぱ

 京都市には森林,河川,農耕地,市街地,社寺や庭園など様々な環境があります。それぞれの環境には多種多様な植物をはじめ,ほ乳類,魚類,鳥類,両生類,は虫類,昆虫類や菌類など様々な生きものがいます。

アオバズク

 京都府レッドデータブックでは準絶滅危惧種となっているアオバズク。市内では京都御苑で見られます。
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アオバズク
アカヤバネゴケ

 京都府レッドデータブックでは絶滅寸前種となっているアカヤバネゴケ。市内では深泥池で見られます。
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画像提供:大石善隆

イカルチドリ

 京都府レッドデータブックでは準絶滅危惧種となっているイカルチドリ。市内では鴨川で見られます。
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イカルチドリ
イチモンジタナゴ

 体長5~7cmのコイ科の淡水魚で,琵琶湖・淀川水系など広く分布していましたが,全国的に個体数が減少しています。市内では,琵琶湖疏水と繋がっている平安神宮神苑の池に生息していますが,近年その数が激減しています。
 京都市動物園では,平安神宮から譲り受けたイチモンジタナゴの保全活動が行われています。
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イチモンジタナゴ
オオサンショウウオ

 3,000万年前から姿を変えていないオオサンショウウオは,世界最大級の両生類で,国の特別天然記念物に指定されています。京都市では賀茂川や清滝川等に生息しています。
 一方で,食用として持ち込まれたチュウゴクオオサンショウウオ(外来種)が分布を広げて個体数を増やしている影響で,在来種であるオオサンショウウオの個体数が減少しているほか,外来種との交雑により遺伝子のかく乱が懸念されています。
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オオサンショウウオ
オオタカ

 京都府レッドデータブックでは絶滅危惧種となっているオオタカ。市内では桂川で見られます。
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オオタカ
オオトゲエラカゲロウ

 京都府レッドデータブックでは要注目種となっているオオトゲエラカゲロウ。市内では西芳寺川で見られます。
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画像提供:兵庫県立人と自然の博物館

オオミズゴケ

 京都府レッドデータブックでは要注目種となっているオオミズゴケ。市内では深泥池で見られます。
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オオムラサキ

 京都府レッドデータブックでは準絶滅危惧種となっているオオムラサキ。市内では大原の里で保全活動が行われています。
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オオムラサキ
オグラコウホネ

 京都府レッドデータブックでは絶滅寸前種となっているオグラコウホネ。市内では桂川で見られます。
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オグラコウホネ
カキツバタ(大田神社(大田ノ沢))

 大田ノ沢に群生するカキツバタは,平安朝の頃から名所として知られ,見頃となる5月には花の紫と葉の緑の美しい姿を望むことができます。
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カキツバタ(大田神社(大田ノ沢))
カタクリ

 小塩山山頂付近の落葉樹林下にはカタクリとギフチョウが生育し,4月中旬には多くの市民が訪れます。その環境を保全するため,森林間伐や獣害対策といった活動が,洛西ニュータウンの住民の方々を中心に行われています。

カタクリ
カヤネズミ

 河川敷のヨシやオギなどの背丈の高い植物を利用した巣をねぐらとする非常に小さなネズミで,桂川や宇治川の河川敷での生息が確認されています。
 本来は草地環境である河川敷が,桂川や宇治川では人のレクリエーションのためにグラウンドとして整備されているため,こうした草地性の生きものが生息することが難しくなっています。
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カヤネズミ
ギフチョウ

 京都府の天然記念物である一方,国と京都府の絶滅危惧種にも指定されているギフチョウは,京都市内では小塩山に生息しています。
 林床に幼虫が食べる植物と成虫が蜜を吸うカタクリ等の植物がある,明るい雑木林に生息しますが,シカの食害及び雑木林の放置による生息環境の変化によって,個体数が減少しています。
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ギフチョウ
キマダラルリツバメ

 幼虫から蛹化までの間,古木の樹皮下に生息するハリブトシリアゲアリに育ててもらうという生活史をもっており,琵琶湖疏水沿いに植えられた桜の並木で見られます。
 そのような古木があり,かつハリブトシリアゲアリが生息している場所でしか見られないこのチョウがまちなかで飛翔するのは,非常に珍しい光景です。
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キマダラルリツバメ
ゲンジボタル

 清滝川や哲学の道,琵琶湖疏水,西芳寺川等で見られます。例年,5月から7月にかけて成虫が現れ,淡い光を放ちます。
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ゲンジボタル
コミミズク

 京都府レッドデータブックでは絶滅危惧種となっているコミミズク。市内では巨椋池干拓地で見られます。
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コミミズク
サクラ(常照皇寺)

 常照皇寺には天然記念物「九重ここのえ桜」や,一重と八重が一枝に咲く「御車みくるま返しの桜」等の名木があり,花の時期には多くの人でにぎわいます。

サクラ(常照皇寺)
シャジクモ

 京都府レッドデータブックでは要注目種となっているシャジクモ。市内では巨椋池干拓地で見られます。
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ゼゼラ

 京都府レッドデータブックでは絶滅危惧種となっているゼゼラ。市内では巨椋池干拓地で見られます。
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ゼゼラ
タコノアシ

 京都府レッドデータブックでは絶滅寸前種となっているタコノアシ。市内では桂川で見られます。
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チュウヒ

 京都府レッドデータブックでは絶滅危惧種となっているチュウヒ。市内では巨椋池干拓地で見られます。
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チュウヒ
ニホンイシガメ

 京都府レッドデータブックでは要注目種となっているニホンイシガメ。市内では深泥池で見られます。
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ニホンイシガメ
ハッチョウトンボ

 日本一小さなトンボで,京都市内では八丁平や深泥池に生息しています。
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ハッチョウトンボ
ハナダカマガリモンハナアブ

 京都府レッドデータブックでは絶滅危惧種となっているハナダカマガリモンハナアブ。市内では深泥池で見られます。
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ハナダカマガリモンヒメハナアブ
ハリミズゴケ

 京都府レッドデータブックでは絶滅寸前種となっているハリミズゴケ。市内では深泥池で見られます。
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フクジュソウ

 京都府レッドデータブックでは絶滅寸前種となっているフクジュソウ。市内では大原野森林公園で保全活動が行われています。
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フクジュソウ
フラスコモ

 京都府レッドデータブックでは多くの種が要注目種となっているフラスコモ。市内では巨椋池干拓地で見られます。
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ホロムイソウ

 京都府レッドデータブックでは絶滅寸前種となっているホロムイソウ。市内では深泥池で見られます。
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ホロムイソウ
ミズグモ

 京都府レッドデータブックでは絶滅危惧種となっているミズグモ。市内では深泥池で見られます。
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撮影者:加村隆英

ミツガシワ

 京都府レッドデータブックでは要注目種となっているミツガシワ。市内では深泥池で見られます。
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ミツガシワ
ミヤマアカネ

 京都府レッドデータブックでは準絶滅危惧種となっているミヤマアカネ。市内では大原で見られます。
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ミヤマアカネ
ムササビ

 樹洞をねぐらとするムササビは,市内では東山三十六峰の1 つ善気山ぜんきさんに広がる法然院の森に生息しています。
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ムササビ
モリアオガエル

 森林の池や沼,湿地環境のほか,お寺や神社の木々に囲まれた池など身近な場所でも見られるカエルです。池等が下に広がる木の上に白い泡に包まれた卵を産卵します。
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モリアオガエル
花脊の三本杉

 峰定寺ぶじょうじ領内にあるスギで,一つの根元から3本の幹がまっすぐ力強く空へと伸びています。人々からの信仰が厚く,大事に守られています。

花脊の三本杉
花脊の天然伏条台杉群

 花脊の鍋谷山一帯に生育するアシウスギの群落で,伏条台杉は根際近くから何本も枝が生える巨大な杉です。樹齢 1,000 年を超える株もあります。

花脊の天然伏条台杉群