京生き物ミュージアム

さすてな京都に展示している生物多様性クイズのこたえ

生物多様性クイズ こたえ

 

第1問 環境変化によって、多くのいきものの絶滅が危ぶまれています。近いうちに絶滅しそうないきものの種類や、その原因をとりまとめた本をなんというでしょう?

こたえ ①レッドデータブック

レッドデータブックは、専門家による科学的・客観的評価によりつくられています。絶滅のおそれのある野生生物を的確に把握することや、一般への理解を広めることができます。

   出典 環境省

 

2問 スズメバチは、どのように冬をこすでしょうか?

こたえ ①女王バチだけが、朽ち木などのなかで冬をこす  

9月のはじめ~10月に羽化した新女王だけが、オスとの交尾後に朽ち木など中で越冬します。そして、つぎの春に巣作りをはじめるまでの半年以上の間、体にためこんだ脂肪を栄養にしてまったくえさもとらず長い越冬生活を送ります。

      スズメバチ

 

第3問 鴨川にいる「オオサンショウウオ」といういきものは、何のなかまでしょうか?世界でいちばんおおきな・・・

こたえ ②両生類のなかま  

最大で全長150cmにまで育ちます。ただし野生では、全長50〜70cmほどです。現在、市内を流れる鴨川や桂川では、人が放してしまった外来種のチュウゴクオオサンショウウオとの交雑が進んでいます。

   オオサンショウウオ

 

第4問 春に東南アジアから子育てのためにわたってくる夏鳥の「アオバズク」は、おもに何を食べているのでしょうか?

こたえ ③昆虫を食べる    

親鳥は、おもに昆虫をヒナに食べさせます。えさを与える前に、ヒナが消化できないはねやあしなどは取りのぞき、巣を作っている木のまわりに落とします。それらを調べると、なかでもセミをよく食べていることがわかりました。

 親鳥が落とした昆虫のはね

 

第5問 写真の魚は、京都府のレッドデータブックで「絶滅寸前種」に指定されています。この魚の名前は?

こたえ ②イチモンジタナゴ  

イチモンジタナゴは、京都府内では平安神宮神苑と淀川水系の一部に生息するのみとなっています。河川改修による生息場所の減少や肉食外来魚による食害などが考えられています。

    イチモンジタナゴ

 

第6問 生物多様性をまもるために日常生活でできることは?

こたえ ①地元や地域の食材を利用する

生物多様性はわたしたちのくらしと密接に関わっています。生物多様性をまもるために今日から行動しましょう!

【できることの例】

・エコマークなどがついた環境にやさしい商品をえらんで買う。

・生の自然を体験し、動物園・植物園などを訪ね、自然やいきものにふれる。

・いきものや自然、人や文化との「つながり」をまもるため、地域や全国の活動に参加する。