京生き物ミュージアム

クビアカツヤカミキリ調査

調査投稿数

「クビアカツヤカミキリ調査」って何?

 「クビアカツヤカミキリ調査」は、市民の皆様から、市内で発見した特定外来生物クビアカツヤカミキリの発見情報を報告いただくことで、迅速な防除・分布拡大の抑え込みを図るため、実施しています。

 クビアカツヤカミキリは、サクラやウメ、モモなどバラ科の樹木を食害し、枯死させる昆虫であり、生態系や農作物への被害のほか、景観や観光業への影響も懸念されています。

 本市では、令和6年7月に初確認されており、非常に繁殖力を持つことから、このまま分布が拡がれば、学校や観光地などでサクラが見られなくなるかもしれません。

    

       枯死したサクラ
  (出典:埼玉県環境科学国際センター)

 ☆クビアカツヤカミキリを発見されたら、以下の行動をお願いいたします☆

  1. 踏みつぶすなど速やかに駆除(生きたまま持ち運ばない)
  2. 写真を撮る
  3. 発見日時、場所、写真などを情報提供

 ※ 風評被害等が危惧されるため、報告内容の一部を非公開にする場合があります。

調査対象の特徴
  • からだ全体が黒く光沢があり、頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起があるのが特徴的。
  • 成虫はジャコウのような匂いを放つ。
  • オスはメスに比べ、触角が長い。

        

     クビアカツヤカミキリの成虫     クビアカツヤカミキリの分布状況(令和6年9月現在)

調査対象の生態

 クビアカツヤカミキリの幼虫は、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木を食い荒らし、樹木の幹や根からうどん状のフラス(木くず及びフンなどの混合物)を大量に排出します。

  ◎成虫の発生時期:6月~8月ごろ
  ◎幼虫の活動時期:4月~10月ごろ
 
 間違えやすいものとして、スカシバガ類やゴマダラカミキリのフラスがあります。

 それぞれ特徴で概ね判別することができますので、御確認ください。【詳細はこちら(国立研究開発法人 森林研究・整備機構ホームページ

 

       クビアカツヤカミキリのフラス                 フラスの拡大
     (出典:埼玉県環境科学国際センター)          (出典:埼玉県環境科学国際センター)
実施期間

 令和6年9月~令和7年3月

調査対象
 市内全域のサクラやウメ、モモなどのバラ科植物の被害を主な調査対象とします。

 クビアカツヤカミキリの幼虫が排出するフラスや、成虫を探していただき、その結果を、下記の「報告方法」に従い報告してください。

報告方法

 調査対象の生きものを見付けたら、以下の記載方法を参考に、報告フォームから必要事項を入力し、送信してください。

   

 郵送又はFAXで報告する場合は、調査報告票に必要事項を記載し、以下の宛先に郵送又はFAXで送付してください。
 <宛先>
  〒604-8571
  京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地 環境政策局環境企画部環境保全創造課
  FAX:075-213-0922

調査結果