京生き物ミュージアム

武田薬品工業株式会社京都薬用植物園との連携

カルガモ 葉っぱ

 本市と武田薬品工業株式会社京都薬用植物園は、市域における生物多様性保全の推進に関し、相互の連携を強化し、取組の促進を図るため、令和3年12月に生物多様性保全に関する協定を締結しました。協定に基づき、京都に自生する希少な植物種の保全、京都薬用植物園における自然観察会及び講習会の開催など、様々な取組を展開しています。

 このページでは、具体的な連携について御紹介します!

・京都市衛生環境研究所との連携

京都市衛生環境研究所との連携

 京都市衛生環境研究所では、感染症や食品の安全性の確保、環境調査等に取り組んでいます。
 また、地域・市民に開かれた施設として、環境学習やイベントなどを通じ、研究所の機能や役割について紹介する活動等を行っています。  
 この取組の一環として、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園及び公益財団法人京都市都市緑化協会の全面的な協力を得て、市民の皆様に親しんでいただける研究所となるよう、植物の誤食による食中毒予防や漢方等健康に関することや生物多様性に関する理解を深め、学んでいただける植栽を研究所1階テラスに設置しました。


(1)植栽の内容

 実際に見て分かる誤食による食中毒予防、健康を支える京都ゆかりの希少な植物を含む漢方処方、におい等の体験

ア 誤食による食中毒予防展示
 展示1(食)ギョウジャニンニク、ギボウシ ⇔ 【誤食しやすい植物】(毒)イヌサフラン
 展示2(食)ニラ、ノビル ⇔ 【誤食しやすい植物】スイセン(毒)     

イ 漢方処方
 展示1 桔梗湯(キキョウトウ)
     カンゾウ、キキョウ(京都市内自生株由来)
 展示2 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン) 
     トウキ、センキュウ、シャクヤク、クロマツ、サジオモダカ、オケラ(京都市内自生株由来)
 ※ 青字は京都ゆかりの希少な植物であり、生物多様性保全の一環として、本来の生息地域以外の場所で保全する取組(生息域外保全)

ウ 体験植栽
 ハッカ、アマハステビア、ニッケイ


(2)見学について(予約不要)

  令和4年12月1日(木)から
  開所日の午前9時~午後4時(ただし正午~午後1時は除く)


(3)パネル展示

 植栽内容や生物多様性に関すること、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園の紹介等についてパネル展示を行います。
  ア 誤食による食中毒予防
  イ 漢方処方に関する植栽の説明
  ウ 生物多様性に関すること
  エ 武田薬品工業株式会社京都薬用植物園の紹介
  ※研究所1 階リフレッシュコーナーに展示 

1階テラス  植栽の様子

誤食防止の植栽展示

当帰芍薬散の漢方処方植栽

1階リフレッシュコーナー パネル展示