日本新薬株式会社山科植物資料館
- 団体の所在地
- 京都市山科区大宅坂ノ辻町39
- 団体の概要
- 山科植物資料館は1934(昭和9)年に、ミブヨモギの栽培・育種を目的とした「山科試験農場」としてスタートしました。ミブヨモギは回虫駆除薬サントニンを含有する欧州原産のヨモギ属植物で、当社が1927年に日本へ導入しました。本試験場から、サントニン生産の主力品種となった「山科2号」が開発されました。
1953(昭和28)年には、「山科薬用植物研究所」に改組。これによりミブヨモギの、より優良な品種の開発、および医薬開発のための植物研究が可能となりました。パキスタンから導入したクラムヨモギの育種、ミブヨモギとクラムヨモギを交配したペンタヨモギ、ヘキサヨモギが開発されました。またいくつかの植物由来医薬品を開発してきました。
1994(平成6)年に、「山科植物資料館」として再スタートし、研究用にこれまで50年以上にわたり収集されてきた世界の有用植物を系統保存する施設となりました。以来、今日までに世界各地から収集した約3000種の薬用・有用植物を栽植しています。
また予約制でガイドツアー形式の植物観察会を実施しており、有用植物の啓蒙活動にも努めています。
- 生物多様性に関する取組内容
- オケラ、フジバカマやキキョウを含む京都府RDB収載の植物や京都にゆかりのある植物をビオトープを中心に植栽し、保全と共に展示を通じて来館する見学者に京都の絶滅危惧種に関しての啓蒙活動を実施しています。
- 団体HP
- https://yamashina-botanical.com/
- 団体の連絡先
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電話番号:075-581-0419
メールアドレス:ホームページの「お問合せ」
- 活動拠点とエリア
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